今入院している病院は公立の急性期病院なので、土日祝日が完全に休みとなり、その期間は当然リハビリも休みになる。こんな休んでばかりで麻痺が回復するのか不安になる。実際、リハビリの先生にも回復期のリハビリ専門病院で集中的にリハビリをやった方がいいと言われる始末である。ニュースを賑わせた電通の女性社員の自殺の報道じゃないけど、こっちもある意味命をかけてリハビリしているので、余所に回すようなこと言う前に、なんとかしてくれよって気分になる。

リハビリ

こればっかりは自分のせいとはいかず、それなりに体力や運動神経にも自信があったものだが、脳の神経がやられるとそういうのは何の役にも立たなくなるらしい。特に歩行は人間の動きの中でも繊細な制御や動きをしているそうで、それを司る部分に梗塞が起きてしまっていて、これまで生きて来て普通にやっていた歩くという動きができなくなっているそうだ。それをできるようにするためにリハビリで他の生き残っている脳神経に歩く動きを覚えこませることが大事になってくるらしい。今のぼくには理学療法士作業療法士言語聴覚士の3人のリハビリの先生がついており、

言語聴覚士の先生と作業療法士の先生のおかげで頭の障害の方は何とか問題がないところまで克服できたようだ。

それでもまだ高次脳機能障害の各種症状が出ているらしく、各種テストでどこまで克服できているかを都度チェックされている。今は何かが出来ないとそれは病気のせいですって言い訳で逃げている部分もとあるがその度に先生からは頭の方はだいぶ治ってますからねっていわれるので、

その言葉を信じて普通に行動してもいいものかという不安が常に付きまとう。というのもとても今の自分の状態を受容できないからだ。何をするにしても人の助けを借りなければならないというのは非常に情け無い気持ちばかりが増幅されていき、どんどん人としての尊厳が失われていっているような気がして、生きている意味や価値がないと自分を責める時間が増えてくるだけである。1日でも早く自分の力だけで行動できるようになって他の人にめいわくをかけない生き方ができるようになるのが当面の目標であるそれに合わせて人生観と仕事観の徹底的な見直しも必要になってくるだろう。今まではほとんど仕事が趣味というような生き方をして来たが、失ってはじめて健康な体こそが資本であると痛感している。我々のような人種は自分の体がどうなろうとも仕事という理由を捨てられないんだなと思う。

反動が来そうでこわい

半年に及ぶ入院生活、食事制限、健康的な生活のおかげで、25キロ以上の減量に成功したものの、我慢しているせいか食べたいものがいっぱいあり、退院したらその反動で暴食してしまいそう。まずは甘いものが食べたい。アイスが食べたい。ケーキも一人でホール喰いしたい。ケンタッキー食べたい。ファミチキ食べたい。豚太郎の味噌ラーメン、餃子、焼飯・おでんのフルコースが食べたい。カウのカツカレーが食べたい。他にもいっぱい食べたいものがある。佐世保の豆乳が飲みたい。